オープンそして長蛇の列
オープン間際、弊社の大きな商談テーブルにかりんとうの食品サンプルがズラーッと並びました。これからディスプレイの準備が始まるのです。嬉々としたスタッフ達の表情を今でも鮮明に憶えています。
そして麻布十番にお店がオープンしました。ドキドキしながらお店を訪ねるともうすでに長蛇の列が出来ていました。私が狙った「素敵でナイスな奥様」が多く並んでいますが、その間にぽつりぽつりと普通のおばあちゃんやおじいちゃんが並んでいました。
そうか、若い世代に向けて「新しい和のブランド」を創ろうとずっと考えて開発したブランドだったが、この美しい売場はかりんとうを愛してきた昔の世代にも何か共感を与えるチカラを持っていたのか。私のターゲット設定はいい意味で裏切られる結果となったのです。
そしてその長い列とオープン時の店内の熱気と、そんな風景を見ながら、
私はこのプロジェクトは成功すると直感した瞬間でもありました。